渡独前に日本でやること15項目【2026・チェックリスト】
結論
渡独前に日本でやっておくことは 15 項目。出発の 3 か月前から動き始める のが理想です。
本記事では、各項目を 「いつまでに」「何を」「どうやって」 で整理。漏れがあると着地後の手続きが詰まるので、チェックリストとして使ってください。
出発 3 か月前
1. パスポートの有効期間確認・更新
ドイツ滞在許可申請には 残存有効期間 1 年以上が必要。期限が短い場合は更新。
- 5 年: 11,000 円
- 10 年: 16,000 円
- 受領まで 1〜2 週間
2. ドイツ大使館予約・ビザ申請
WH ビザは出発の 3 か月前から大使館予約を取り始める。詳細はWH ビザ申請ガイド、フリーランスはフリーランスビザ申請。
3. WH 保険・健康保険の見積もり
ドイツ着地時点で 有効な健康保険の証明が必要(ビザ要件)。
- ワーホリ: Genki / Feather / MAWISTA を比較
- フリーランス: PKV ブローカーに相談
健康保険シミュレータ で月額を試算してから契約。
4. ドイツ語学習開始(最低 A1)
A1〜A2 を 半年〜1 年で達成しておくと着地後の選択肢が広がります。
- Lingoda(オンライン)月 €50〜
- Babbel(アプリ)月 €13
- Goethe Institut(対面)月 €300〜
出発 2 か月前
5. 航空券予約
往復チケット or 片道 + 帰国予定が示せるもの。早期予約で 30〜40% 圧縮可。
- 直行便(ANA/LH/JAL): ¥150,000〜250,000
- 経由便(KE/CA 等): ¥80,000〜150,000
6. 日本側の銀行・クレジットカード整備
- メインの 円口座 1〜2 つを残す(家賃・年金の引落)
- 海外発行クレジットカード 1〜2 枚(Visa or Mastercard)
- Wise アカウントを渡独前に作っておく(円→ユーロ送金の主力)
- 国内のサブスク(電気・ガス・水道・携帯)の海外利用設定 or 解約
7. 在留届(オンライン)
外務省の ORRnet で在留届を出す(無料)。海外で災害・事件があった時に大使館が連絡してくれる仕組み。3 か月以上滞在予定なら義務。
出発 1 か月前
8. 住民票の異動(転出届)
役所で 転出届を提出。
- 海外への転出: 出発予定日の 2 週間前から手続き可能
- 必要書類: マイナンバーカード or 通知カード、本人確認書類
- 「海外転出届」と伝える
- マイナンバーカードは返納が必要(マイナンバー自体は永久利用可)
9. 国民健康保険の解約
転出届と同時に手続き。
- 海外療養費を申請したい場合は健保カードのコピーを取る
- 解約以降の医療費は全額自己負担(日本での治療なら海外療養費で部分還付)
10. 国民年金の手続き
3 つの選択肢:
- 任意継続(月 €110 程度を払い続け、加入期間にカウント)
- 未納放置(数か月程度なら未納でも年金は受給可・収入悪化に影響)
- 脱退(不可)
永住・国籍を目指すなら任意継続、ワーホリ 1 年だけなら未納でも実害少ない。日独年金協定で脱退一時金 も還付可能。
11. 携帯・インターネット契約の海外利用設定
- MNP の予約(次のキャリアに乗り換える場合)
- 日本の携帯は最低の通話プランに変えるか解約
- LINE 等の SMS 認証で日本番号が必要なサービスは別の手段(メール認証)を用意
12. 確定申告の前倒し(フリーランス・自営業)
渡独後に日本での確定申告を出すのは困難。12〜3 月渡独なら、その年の確定申告を早めに済ます。税理士相談を推奨。
出発 2 週間前
13. 海外送金アカウントの確認
- Wise: 渡独前に円口座と紐付け
- Revolut: 補助的に
- 初期 1〜2 か月分(€5,000〜10,000)を 段階的に送金(一度に送ると為替リスク)
14. 持参物・送付物の整理
| 持参 | 送付 |
|---|---|
| パスポート・ビザ | 大きな衣類・本 |
| 現金 €500〜1,000 | 調理器具 |
| クレジットカード 2 枚 | 季節用品(冬服 etc) |
| パソコン・スマホ | スーツケース 1〜2 個 |
| 重要書類のコピー一式 |
送付は EMS か 国際航空便。3〜7 日で到着。
15. 日本側の住所・連絡先確保
- 実家 or 信頼できる人を 日本での書類受取先に登録
- 銀行・年金・税務の通知を受け取る連絡先
- マイナンバー関連書類は実家保管が無難
出発当日のチェック
- パスポート(残存 1 年以上)
- ビザ(または到着後申請の証明)
- WH 保険 / 健康保険の加入証明
- 航空券
- 現金 €500–1,000(着地直後の交通・買い物用)
- クレジットカード 2 枚
- 重要書類のコピー(パスポート・卒業証明・収入証明 等)
- スマホ(海外ローミング設定 or eSIM)
ja 特有の注意点
1. マイナンバーカードの取り扱い
転出届と同時に 返納が必要ですが、マイナンバー自体は維持され、帰国後の手続きで使えます。返納時のコピーを必ず取っておく。
2. 年金は「将来の選択肢」を残す
ドイツでの年金拠出と日本の年金は別計算。永住・国籍コースを考えるなら、日本側の任意継続(月 €110 程度)を続けて加入期間を伸ばすのが安全。
3. 銀行口座は維持する
日本に 1〜2 口座残しておくことで、帰国時の生活立ち上げが楽になります。残高は数千円でも維持可能。
4. 「在留届」は本当に出す
外務省 ORRnet で出すだけ。3 か月以上の海外滞在は法律上の義務で、災害・事件時に大使館が連絡してくれる仕組みです。
自分のケースで確認すべき点
- 上記 15 項目をリスト化したか
- 出発予定日から逆算したスケジュールを作ったか
- WH 費用と必要な貯金 またはフリーランスビザの収入要件 を確認したか
- 生活費シミュレータ で月予算を試算したか
- 着地後の家探し を計画したか
FAQ
Q1. 「住民票を抜く」と日本の選挙権はどうなりますか?
A1. 在外選挙人名簿に登録すれば、日本の選挙に投票できます(在ドイツ日本大使館 / 領事館で手続き)。住民票を抜いたからといって選挙権を失うわけではありません。
Q2. マイナンバーカードを返納しないとどうなりますか?
A2. 法律上は返納義務ですが、実務上は罰則なし。ただし帰国時に再発行が必要になるので、海外滞在中の利便性は無くなります。返納が無難。
Q3. 日本のクレジットカードは海外で使えますか?
A3. 多くは使えますが、ドイツの店舗は Cash 中心(特に中小店舗)。クレジットカードは Amazon / Online ショッピング・大手スーパー・ホテル等で活躍。
Q4. WH 保険は渡航当日から開始でいいですか?
A4. 渡航 1 週間前から開始が安全。日本の健保解約日とドイツの WH 保険開始日に隙間を作らないため。Genki / Feather は日割り精算可。
Q5. 国民年金は払い続けるべきですか?
A5. 永住・国籍を目指すなら継続(任意継続)、1 年で帰る予定なら未納でも実害少ない。判断はビザ・ステップアップ地図を見てから。
次に読む
- 【最重要】ビザ・ステップアップ地図 — 長期滞在の全体像
- WH 費用と必要な貯金 — 1 年分の予算
- 生活費シミュレータ — 月予算試算
- 家の見つけ方完全ガイド — 着地後の家探し