ドイツ移住ガイド
運営者について

渡独前に日本でやること15項目【2026・チェックリスト】

渡独前準備・検討2026-06-20 更新

結論

渡独前に日本でやっておくことは 15 項目。出発の 3 か月前から動き始める のが理想です。

本記事では、各項目を 「いつまでに」「何を」「どうやって」 で整理。漏れがあると着地後の手続きが詰まるので、チェックリストとして使ってください。

この記事の使い方

出発予定日から逆算した行動表として使えます。WH ビザ申請フリーランスビザ と並行して進めてください。

出発 3 か月前

1. パスポートの有効期間確認・更新

ドイツ滞在許可申請には 残存有効期間 1 年以上が必要。期限が短い場合は更新。

  • 5 年: 11,000 円
  • 10 年: 16,000 円
  • 受領まで 1〜2 週間

2. ドイツ大使館予約・ビザ申請

WH ビザは出発の 3 か月前から大使館予約を取り始める。詳細はWH ビザ申請ガイド、フリーランスはフリーランスビザ申請

3. WH 保険・健康保険の見積もり

ドイツ着地時点で 有効な健康保険の証明が必要(ビザ要件)。

  • ワーホリ: Genki / Feather / MAWISTA を比較
  • フリーランス: PKV ブローカーに相談

健康保険シミュレータ で月額を試算してから契約。

4. ドイツ語学習開始(最低 A1)

A1〜A2 を 半年〜1 年で達成しておくと着地後の選択肢が広がります。

  • Lingoda(オンライン)月 €50〜
  • Babbel(アプリ)月 €13
  • Goethe Institut(対面)月 €300〜

出発 2 か月前

5. 航空券予約

往復チケット or 片道 + 帰国予定が示せるもの。早期予約で 30〜40% 圧縮可

  • 直行便(ANA/LH/JAL): ¥150,000〜250,000
  • 経由便(KE/CA 等): ¥80,000〜150,000

6. 日本側の銀行・クレジットカード整備

  • メインの 円口座 1〜2 つを残す(家賃・年金の引落)
  • 海外発行クレジットカード 1〜2 枚(Visa or Mastercard)
  • Wise アカウントを渡独前に作っておく(円→ユーロ送金の主力)
  • 国内のサブスク(電気・ガス・水道・携帯)の海外利用設定 or 解約

7. 在留届(オンライン)

外務省の ORRnet で在留届を出す(無料)。海外で災害・事件があった時に大使館が連絡してくれる仕組み。3 か月以上滞在予定なら義務。

外務省 ORRnet

出発 1 か月前

8. 住民票の異動(転出届)

役所で 転出届を提出。

  • 海外への転出: 出発予定日の 2 週間前から手続き可能
  • 必要書類: マイナンバーカード or 通知カード、本人確認書類
  • 「海外転出届」と伝える
  • マイナンバーカードは返納が必要(マイナンバー自体は永久利用可)

9. 国民健康保険の解約

転出届と同時に手続き。

  • 海外療養費を申請したい場合は健保カードのコピーを取る
  • 解約以降の医療費は全額自己負担(日本での治療なら海外療養費で部分還付)

10. 国民年金の手続き

3 つの選択肢:

  1. 任意継続(月 €110 程度を払い続け、加入期間にカウント)
  2. 未納放置(数か月程度なら未納でも年金は受給可・収入悪化に影響)
  3. 脱退(不可)

永住・国籍を目指すなら任意継続、ワーホリ 1 年だけなら未納でも実害少ない。日独年金協定で脱退一時金 も還付可能。

11. 携帯・インターネット契約の海外利用設定

  • MNP の予約(次のキャリアに乗り換える場合)
  • 日本の携帯は最低の通話プランに変えるか解約
  • LINE 等の SMS 認証で日本番号が必要なサービスは別の手段(メール認証)を用意

12. 確定申告の前倒し(フリーランス・自営業)

渡独後に日本での確定申告を出すのは困難。12〜3 月渡独なら、その年の確定申告を早めに済ます。税理士相談を推奨。

出発 2 週間前

13. 海外送金アカウントの確認

  • Wise: 渡独前に円口座と紐付け
  • Revolut: 補助的に
  • 初期 1〜2 か月分(€5,000〜10,000)を 段階的に送金(一度に送ると為替リスク)

14. 持参物・送付物の整理

持参送付
パスポート・ビザ大きな衣類・本
現金 €500〜1,000調理器具
クレジットカード 2 枚季節用品(冬服 etc)
パソコン・スマホスーツケース 1〜2 個
重要書類のコピー一式

送付は EMS国際航空便。3〜7 日で到着。

15. 日本側の住所・連絡先確保

  • 実家 or 信頼できる人を 日本での書類受取先に登録
  • 銀行・年金・税務の通知を受け取る連絡先
  • マイナンバー関連書類は実家保管が無難

出発当日のチェック

  • パスポート(残存 1 年以上)
  • ビザ(または到着後申請の証明)
  • WH 保険 / 健康保険の加入証明
  • 航空券
  • 現金 €500–1,000(着地直後の交通・買い物用)
  • クレジットカード 2 枚
  • 重要書類のコピー(パスポート・卒業証明・収入証明 等)
  • スマホ(海外ローミング設定 or eSIM)

ja 特有の注意点

1. マイナンバーカードの取り扱い

転出届と同時に 返納が必要ですが、マイナンバー自体は維持され、帰国後の手続きで使えます。返納時のコピーを必ず取っておく。

2. 年金は「将来の選択肢」を残す

ドイツでの年金拠出と日本の年金は別計算。永住・国籍コースを考えるなら、日本側の任意継続(月 €110 程度)を続けて加入期間を伸ばすのが安全。

3. 銀行口座は維持する

日本に 1〜2 口座残しておくことで、帰国時の生活立ち上げが楽になります。残高は数千円でも維持可能。

4. 「在留届」は本当に出す

外務省 ORRnet で出すだけ。3 か月以上の海外滞在は法律上の義務で、災害・事件時に大使館が連絡してくれる仕組みです。

自分のケースで確認すべき点

FAQ

Q1. 「住民票を抜く」と日本の選挙権はどうなりますか?

A1. 在外選挙人名簿に登録すれば、日本の選挙に投票できます(在ドイツ日本大使館 / 領事館で手続き)。住民票を抜いたからといって選挙権を失うわけではありません。

Q2. マイナンバーカードを返納しないとどうなりますか?

A2. 法律上は返納義務ですが、実務上は罰則なし。ただし帰国時に再発行が必要になるので、海外滞在中の利便性は無くなります。返納が無難。

Q3. 日本のクレジットカードは海外で使えますか?

A3. 多くは使えますが、ドイツの店舗は Cash 中心(特に中小店舗)。クレジットカードは Amazon / Online ショッピング・大手スーパー・ホテル等で活躍。

Q4. WH 保険は渡航当日から開始でいいですか?

A4. 渡航 1 週間前から開始が安全。日本の健保解約日とドイツの WH 保険開始日に隙間を作らないため。Genki / Feather は日割り精算可。

Q5. 国民年金は払い続けるべきですか?

A5. 永住・国籍を目指すなら継続(任意継続)、1 年で帰る予定なら未納でも実害少ない。判断はビザ・ステップアップ地図を見てから。

次に読む